最近の柔軟剤は、いかに香りがよく、長続きするかが謳われ、その競争にもなっている。その反面、その香りがむせる、気分が悪くなるといった症状や頭痛などの「体調不良」を訴える人が増加している。
ご多分に漏れず、私も香り好きなので、あっちのメーカーやこっちのブランドを楽しみながら、何とか苦手な洗濯を後押ししてもらっている。
ここ数年は、香りの中に香りがあったり、香りをブレンドしたり、以前は考えられない次元の香りの世界が広がっている。
個人的に香り好きではあるが、リセッシュや蚊取り線香のにおいはきつくて、柔軟剤のような香料は手放しには喜べないとはうすうす感じてはいた。
肌に直接つけるタイプのコロンや香水と違って、肌につけることは変わらないが、多少間接的なので、安心していたこともある。
しかし、ここのところ、国民生活センターによると、
鼻や喉の痛み、気分が悪くなるとの苦情が多く寄せられるようになったという。
個人的に利用して、利用した人だけの被害なら自己責任だが、あるクリニックでは、電車やバスの中、隣の家からくる柔軟剤の香りで、体調不良を訴える患者が増えている。主な症状としては、頭痛や吐き気、倦怠感などである。数年前には、ほとんどなかった事例らしい。
洗剤メーカーでは、高残香タイプの柔軟剤は、昨年と比べて1.5倍に伸びたという。それに比例して、体調不良を起こす人も増加するとなると、喜べる事態ではない。
香りの成分をしらべると、
アントラニル酸メチル、
ジヒドロキシジメチル安息香酸メチルなど
多種類の化学物質が混じった人工香料のようだ。
こういった化学物質を聞くと、やっぱり我に帰る。
「今日はあの人と会うので、ちょっと柔軟剤を強めに効かせたあの服を着て行こう」なんて下心、きっぱり辞めたいと思う。
何事もほどほどに、だよねぇ~。
危険性についてではないだろうけど、ちょっとアマゾンで見かけた本↓
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