先日、ふらっと立ち寄ったお店で
使い道のよくわからない小さな器を2つ買った。
六角形で、高さは30cmほど。
もうひとつは、シマウマ柄の卵型。
どちらも税込み220円。
正直なところ、
「何に使うか」は決まっていなかった。
でも、なぜか手に取って、
なぜか連れて帰ってきてしまった。
あとから思えば、
あれは“用途”ではなく
“物語”を先に受け取っていたのかもしれない。
🌱 今日の六角形ケースの正体
― それは「現実化待ちの受付カウンター」だった ―
今日、ふとした流れで迎え入れた
高さ30cm 直系20cmほどの六角形のケース。
用途は、その時点では特に決まっていませんでした。
それなのに、
「これは使う」と説明もなく納得している自分がいて、
結局ひとつだけ連れて帰ることに。
◆ 使い道が“未定”なのに、しっくりくる
家に帰ってから、改めてそのケースを眺めていると、
不思議と違和感がありません。
何かを入れたい気もするけれど、
今すぐ何かを入れなくてもいい気もする。
この感じ、たぶん
「用途がない」のではなく
「用途が、まだ到着していない」だけ。
そんな気がしました。
◆ 先に来たのは「器」だった
よく考えてみると、順番が逆なのです。
普通なら
- 物件が決まって
- 場所ができて
- 必要なものを揃える
でも今回は、
器 → あとから条件
物件が来た時、
「あ、ここね」
ってスッ…と全部はまるやつ。
このケースは、まさに
「現実化待ちの受付カウンター」。
まだ具体的な案件は来ていないけれど、
「来たら、ここに通してください」
そんな静かな合図のようでした。
◆ 大げさじゃなく、よくある話
こういうことは、
実は特別な話ではありません。
- なぜか先に買ったものが、あとでピッタリ役立つ
- まだ決まっていない計画のための道具が、先に揃う
- 理由はないけど「今じゃない」と「これは要る」はわかる
感覚的だけれど、
後から振り返るとすごく合理的。
◆ わかる人にはわかる感覚
この六角形ケースは、
今はまだ静かにそこにあります。
でもたぶん、
「使い始める瞬間」は迷わない。
考えなくても、
説明がなくても、
自然に手が伸びる。
そういうものって、
最初から役割を持って来ているんですよね。
◆ 今日のまとめ
- 用途が決まっていない=無駄ではない
- 順番が逆でも、流れとしては正しい
- 器が先に来る時は、現実があとから追いつく
このケースは、
今日のところは何も語らず、
ただ「受け付け中」で待機。
でもその静けさが、
いちばん信頼できるサインなのかもしれません。
🌱 ゆ~りん森カフェブログより
必要なものは、
だいたい「必要になる少し前」に届くものです。
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追記)
ちなみにこの日、
六角形のケースと一緒にもうひとつ連れて帰ってきた子。
シマウマ風デザインの、
ラグビーボールくらいの大きさの卵型ケース。
ピカリン曰く、(ピカリンは、私の中の“少し先を見ている視点”みたいな存在だ。)
「これはね、
六角形が“受付カウンター”なら、
卵型は“孵化待ちルーム”だよ」
六角形の方は、
もうすでに行き先や役割が決まっているものを
一旦ここで受け取る場所。
一方、卵型の方は、
まだ名前も形も決まっていないアイデアや企画を
“育てるための器”。
しかもシマウマ柄というのが、また意味深で。
白と黒、どちらとも言えない境界。
決まりきっていない可能性を、そのまま置いておけるデザイン。
ピカリンは最後にこう言った。
「にんにんも、にこにこも、
ちゃんと“2こ分”そろってるね」220円だから(笑)
確かにそうだ。
願いごと用、叶ったあと用。
受け取る器と、育てる器。
物件はまだだけど、
器はもう来ている。
順番が逆なだけで、
流れはちゃんと始まっているらしい。
ゆ~りん森カフェ LUX /Cafe&bal Nilock